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Shopifyアプリ「Customer Fields」でShopifyがもっと便利に!

Shopify標準の登録情報だけでは物足りない、こういう項目も登録情報として欲しい。そんな要望をよく耳にします。そこで今回はShopifyアプリ「Customer Fields」でShopifyをもっと便利に活用していこうと思います。

Shopifyアプリ「Customer Fields」でShopifyがもっと便利に!

「顧客が会員登録する際に、そのメアドが本当に正しいか確認したい」
「メアドや電話番号が変更になる度、変更依頼が問合せで送られてきて対応が大変」
ECサイトを運営していると、そんな悩みを抱く方もいるでしょう。
登録されているメールアドレスが有効なモノでなかった場合、いくらメルマガや注文確認メールなどを送信したとしても、顧客のもとにメールは届かず、販促施策は売り上げに良い成果を望めなくなってしまいますし、とはいえ、変更がある都度、登録してある顧客から問い合わせフォームで変更依頼が日々届いていてはその対応にスタッフ工数がとられてしまって手が足りない状態になってしまうことも間々あります。
そんな時、Shopifyアプリ「Customer Fields」が便利です。
「Customer Fields」は、顧客自身が自分の会員登録情報の編集を行うことが出来ますので、変更依頼の手続きに掛かっていた工数を削減することが出来るようになりますし、また会員登録時のメールアドレスについても、仮登録から本登録へという手順を顧客に踏んでもらうことで、そのメールアドレスの正式性、有効性を確認することも可能になるからです。
今回は、そんな「許可制会員登録」システム導入や「会員登録情報のカスタマイズ」が可能になるアプリの一つであるShopifyアプリ「Customer Fields」の導入と、最もニーズの高い「フォームの設定」「顧客データの入出力」についてご紹介します。

1:「Customer Fields」ってどういうアプリ?

「Customer Fields」は、Helium社が開発したShopifyのアプリで、「許可制会員登録」システム導入や「会員登録情報のカスタマイズ」などの機能をストアに設定することができるアプリです。

「Customer Fields」は、基本的な価格設定が、月額12ドルの「BASIC」($12/月)、月額26ドルの「PRO」、月額60ドルの「ADVANCED」の3種類がある英語版のアプリで、無料体験(トライアル)期間が14日間設けられています。
使い勝手や自分の望む機能が実装できるかどうか、あるいはほかのアプリと併用すると実現出来ることなのかどうかなどを、あらかじめ試してみることが可能ですので、まずは14日間、しっかり試してみることをお勧めします。

2:「Customer Fields」でできることは?

  • 顧客データのインポート/エクスポート(CSV)
  • タグによる顧客のグループ化(自動)
  • 顧客によるプロフィール編集
  • カスタムフィールドの設定による会員登録やメルマガ登録のフォームのカスタマイズ
  • カスタマイズした登録フォームの情報を独自のフィールドで保存

主には上の5種がニーズの高い機能ですが、他にもメール文面の設定が出来たり、また選択した月額プランによって、使用可能な機能が増えたりもしますので、14日間のトライアル期間中に、どの月額プランが自分に最適なのかについても、検討しておくとよいでしょう

3:「Customer Fields」の設定

それではこの「Customer Fields」をいよいよ設定してみましょう。
「Customer Fields」は英語版アプリなため、メニューやヘルプが英語版です。このため、戸惑う方やとっつきにくさを感じる方もいると思いますが、ストアのユーザビリティの面で考えてもぜひとも導入したいアプリの一つですので、是非トライアルで使い勝手やできることを確かめてみて下さい。

3-1:インストール

1.「Customer Fields」をShopifyアプリストアで検索、あるいはこちらから表示し、インストールをクリックします。

2.確認画面が表示されますので、「アプリをインストール」をクリック、Shopifyへインストール作業を開始します。

3.Welcome画面が表示されますので、「Customer Fields」のどこに興味惹かれたかを選択して「Continue」をクリックします。

4.月額プランを選択する画面となります。デフォルトでは「Pro」になっていますので、これと思うプランを設定してください。
無料期間はどのプランでも14日間使用できます。またトライアル後に、選んだ月額プランを違うプランに変更したい場合は、インストール後のアプリ画面の「Setting」―「Email notifications」内などより、プランをUpgrade変更することも可能です。
プランを選択したら、「Continue」をクリックします。

5.下のような画面が表示されます。
 Shopifyから顧客データを自動的にインポートするか否かの選択画面です。
 このとき、上の段を選ぶと、「自動的にインポートしない」
 下段を選ぶと、「自動的にインポートする」となります。

5-1:下段の「Automatically~」を選択すると、そのさらに下に、下記のような項目が現れます。この項目は、「特定のタグを持つ顧客のみをインポートする」項目となっていますので、該当する場合はチェックを入れます。

5-2:チェックを入れると、さらに、どんなタグのデータに対してなのか指定するための
入力欄が表示されますので、タグを設定します。
設定が完了したら、「Continue」をクリックします。

6.次に、担当者の設定画面になります。
 担当者氏名とメールアドレス、Shopifyの経験具合(馴染み具合/熟知度)を設定したら、「Continue」をクリックします。

7.以上でインストール作業は終了です。
 下記のようなアプリ画面が表示されますので、「Back to Shopify」をクリックし、Shopify画面へ戻ります。

8.インストールが完了したら、Shopifyのアプリ管理を開き、アプリが正しく表示されていることを確認します。

これでインストールは完了です。
それではいよいよ、フォームを設定してみましょう。

3-2:フォームをカスタマイズする

「Customer Fields」をインストールしたら、自分の設定したい項目で会員登録、あるいは「メルマガ登録フォームを設定します。
1.アプリ画面を表示し、左側のメニュー「Forms」をクリックします。
 初めてフォームを設定する場合は、下記のような画面が表示されますので、「Get started」をクリックします。

2.フォーム作成画面が表示されますので、フォーム名やアカウントオプションを設定します。

3.2項目設定したらスクロールすると、画面下に、フォームのテンプレートの選択項目がありますので、設定したいフォームのテンプレートを選びます。
既に5つのテンプレートが設定されていますが、他にも「import from backup」からバックアップされているテンプレートを取り込むこともできます。

テンプレートはそれぞれ、画面下段の部分に選択したもののテンプレートが表示されます。(下図参照)

設定したいフォームのテンプレートを選択したら、画面上部の「Continue」をクリックします。

4.次に登録項目の設定画面が表示されます。
 左に表示されているフォーム項目から設定したいものをドラッグで、右に表示されているフォーム画面の設定したい位置へ移動させ、項目を設定していきます。

設定項目は、それぞれ次のようになっています。
月額プランによって設定できるものと出来ないものがありますので、フォームに設定したい項目についても確認するのが良いでしょう。

5.設定が終わったら、「Preview」タブから、設定したフォームを確認します。

6.プレビューの確認で問題ないようであれば、画面上部の「Save」をクリックして、保存・完了します。
以上でフォームの設定は終了です。

自分の望む登録フォームの設定が出来たら、テーマへそのフォームをインストール(自動)し、確認をしましょう

3-3:顧客データを出力、取り込みしてみよう

会員登録やメルマガ登録のフォームを、自分の希望する項目で指定できても、そのデータを出力することが出来なくては、メルマガ送信のソフトやDM印刷ソフトへ顧客データを取り込むことが出来ません。また顧客データを外部ソフトから取り込むときにも一括操作ができるかどうかは重要です。
そこで次は、フォームについでニーズの高い顧客データの取り込みと出力について、ご紹介します。

1.アプリ画面左メニューの「Customers」をクリックし、顧客一覧を表示します。
表示項目は、画面内の顧客一覧の左上「Showing~of~Columns」横のボタンをクリックして選択することが出来ます。

2.顧客一覧のデータで、出力対象のデータにチェックを入れます。
 最上段の項目名の行にある、チェックボックスにチェックを入れるとすべて選択されます。
3.画面上部の「import」「export」から、データを出力します。
4.出力内容、あるいは、インポートファイルの場所を指定するウィンドウが表示されますので、必要事項を選択してクリックすると、データの取り込み、あるいは、データのCSV出力が行われます。以上で操作は完了となります。

4:まとめ

「Customer Fields」は、登録フォームのフィールドをカスタマイズしたり、仮登録メールからの本登録での会員登録を実装する際の定番アプリの一つです。
「Customer Fields」は、英語版の公式アプリのため、画面のメニューや説明、ヘルプなどは英語表記となっています。このため敬遠がちの方もいるかもしれませんが、ECストアの運営をしていくにあたり、自ショップが必要な情報というのは、必ずしもShopifyの標準設定の情報だけではとかく足りなくなってくるものでもあります。
より無駄のない、有効なメールへ対するメルマガ送信などのWEB販促施策や集客施策を検討するには、「Customer Fields」は有用なアプリの一つといえるでしょう。
そうはいっても「Customer Fields」の導入や設定に不安が残る、あるいはほかのアプリも検討してみたいと迷ってしまう。そんな場合は、是非弊社MH DESIGNSまでお気軽にご相談ください。
弊社はShopify公認パートナーとなっておりますので、「Customer Fields」含め、御社の実現したい内容に最も適したアプリをご提案・導入・設定させて頂きます。
Shopifyのことなら、弊社MH DESIGNSまでどうぞお気軽にご相談くださいませ。